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市販ポリ袋の店頭販売が好調(2021年2月13日)

[記事概要]

〇レジ袋有料化に伴い、コンビニでレジ袋をつけてもらうと1枚3円かかるところ、50枚入りの取っ手付きポリ袋の売りあげが好調(2倍以上の売り上げが続く、一時期は品薄だった)

〇レジ袋の二次利用方法としてごみ箱の内袋として利用、家庭のごみ箱代わりが多くを占める。

〇無料で提供できるレジ袋 厚さ0.05㎜以上、海洋生分解性プラスチックを100%配合、バイオマス素材・バイオマスプラスチックを25%以上配合

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〇プラスチック削減の「象徴」として行われただろう、レジ袋の有料化。

〇記事ある通り、ごみ袋に流れていたことは分かっていたことで、代替として「マイバック」のみ示し、ごみ袋のところまで注意が向かっていなかったことにより起きた話。

〇一見すると、スーパー・コンビニwithレジ袋のところだけ注目してその先の流れを考えなかったように思える今回の施策。

〇マイバック使用によりコンビニでもらう分はすべて削減し、ごみ袋として使用されるものは、「無料で提供できるレジ袋」の規格でできることが現行のパッケージでは最大の効果を出すと思われるところ、地方自治体の「ゴミ袋」政策の行方については、要観察。

太田光さん「マスク会食」酷評を反省…「ぺこぱ」的発想必要かも(2020年2月2日読売新聞)

 2度目の緊急事態宣言が発令されている。私たちが一刻も早く、コロナを乗り越えるには――。そのためにいま「#伝えたい」ことを、感染の経験や独自の視点を持つ著名人に聞いた。
 ――国内で新型コロナウイルスの感染が広がり始めて1年になります。
 去年2月、政府によるイベント自粛要請の直前、「それほど恐れるべきなのか」とラジオで言ったんです。たくさん批判を受けました。そうしたら、(司会を務める情報番組の)「サンデー・ジャポン」で、ホリエモンと俺とトランプ大統領という顔ぶれで写真を並べられて。ひどいよね。
 しかしその後、あらゆる社会的な要素がコロナ禍に盛り込まれて、今では世界がこのウイルスに変えられてしまった。自分自身も手洗いとマスクは当然しているけど、もともと仕事場と家を往復するだけの生活で、会食や酒もやりません。
 PCR検査は、相方の田中(裕二さん)が去年8月に感染した時を含め、1年間で5回受けました。帰宅したらまず玄関で上着を着替えてスプレーで消毒する決まりも、(妻の光代)社長に言われてね。社長は対策をしっかり考えていて、抗体検査キットの扱いも上達しちゃって。「ほら指出して」なんて、ピッと刺されてね。
 ――その1年前から現在に至るまで、政府などのメッセージが、特に若年層の一部に伝わらず、十分な行動変容につながらなかったとの指摘があります。
 いくつもの厄介なことが重なっていて、コロナに関わるメッセージを伝えることは本当に難しい。よほどの表現者じゃないと。ましてや「あの表現力では……」という政治指導者もいる。
 だけど、それを責めるのは酷だと思うんだよね。メッセージを受け取る側も「伝わっていないんじゃないか」と言いたくなるけど、受け取る側の想像力も相当要求されているから。
 厄介な点の一つは、「コロナを正しく恐れよう」と繰り返し言っても、立場や状況によって、抱く危機感があまりにも違い過ぎること。全員で同じ恐怖心を共有するのが、本当に難しい。地方と東京。高齢者や基礎疾患のある人と若者。医療従事者やエッセンシャルワーカーと、それ以外の人。テレワークをできない人とできる人。家計や蓄えの状況の差もあるでしょう。
 ――自分が抱く恐怖心でさえ、日々変わっていきます。
 そう。同じ場所に住む同じ人でも、去年の春と現在では感じ方も違うし、それも日々変わっていく。だから今になって、複雑性は増していると思うんですよ。
 ――他にも厄介な点が?
 もう一つは、「感染者は罪人ではないから責めてはいけない」と「感染予防を徹底しましょう」という、極めて正しい二つのメッセージの関係性。要は「コロナは怖いから感染してはいけない。でも感染したとしても悪ではない」というわけで、仕方のないことですけど、矛盾というか咀嚼(そしゃく)しきれないというか、どうしてもスッとまっすぐ行けない難しさがある。
 「大切な命を守ろう」というメッセージもそうです。コロナ禍が長期化する中で、今日明日の生活のために、自粛を求められたってどうしても店を開けないといけない人がいる。通勤せざるを得ない人がいる。経済を回さなければ命が守れない、と。
 その意味で、経済危機を恐れる人も、感染拡大を恐れる人も、どちらも「命を守ろう」としている。けれど、互いに理解し合うことはできないでしょう。
 ――コロナを巡るメッセージを「伝える」ために、いくつものハードルが重なっています。
 そうですね。とはいえ、若者たちが特に無自覚かといえば、絶対にそんなことはなくて。おそらくそのおかげでもあって、「欧米の状況と比べて日本ではこの程度で済んでいる」という点も、同時に発信しなければいけない。
 それと一時、「マスク会食」を政府や自治体が強く発信しましたよね。食べる時だけマスク外して、会話する時はマスクしましょうって。あれを一斉に、テレビを中心に「そんなのできねえよ」というニュアンスで伝えてしまった。あの伝え方は失敗だったと反省している、俺は。
 できるもん。食べる時は黙って食べることも。現にそれを小学生は学校でやっているんだから。大人ができないわけがないんです。なのに、「現実的ではない」というトーンで結構言っちゃったんですよね。もうちょっと、伝え方があったような気がしています。
 ――先ほど「受け取る側も想像力が求められている」と。いくつもの厄介ごとを乗り越えるために、どうしたら想像力を高めてもらえますか。
 それがわかれば俺、もっと売れてるんですよ(笑)。常にテッパン、爆笑をとれる芸人になっている。だからそれは本当に、俺にとっても課題だし。みんなが共感できるものを発信したいわけですから、我々は。
 でも一つは、コロナ禍の今、メッセージを〈伝える―受け取る〉ということを含め、それぞれが「相当難しいことをやろうとしている」という大前提を、みんなが持つことが重要なんじゃないかと思っています。
 色んな不満が出てきて、相反する考えの人もいて。そういう時やそういう相手に、想像力を働かせるというのは、すごく難しい。自分が一番嫌いな人の気持ちや立場をおもんぱかるのは難しいですよ。だけど、そこが一番重要かもしれない。
 ――想像力といえば、コロナ禍の前ですが、お笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺太勇さんが、「かもしれない」を多用した優しいツッコミでブレイクしました。
 「ぺこぱ」の漫才がうまかったのは、「対立」の構図に上から一つかぶせたこと。我々(爆笑問題)の漫才なんかは特にそうだけど、お笑いって、対立なんですよね。俺が言ったことを田中が「そうじゃねえだろ」って。この構造は絶対に崩せなかったんだけど。
 「ぺこぱ」がやっているのは、その対立の上に一つ、「○○かもしれない」や「いや自分が○○すればいい」をかぶせていて。
 もしかしたら今の社会にも、対立の上に一つかぶせる想像力、相手を思いやる発想が、必要かもしれないですよね。
 ――「欧米の感染状況と比べると日本の感染は少ない」という点では、「ファクターX」の存在が言われました。
 ものすごい色んな、複合的な要素があったと思うんですけど、ファクターXの中にはね。ただ、影響が大きかったと思うのは、(昨年3月29日に)志村けんさんが亡くなったこと。あの時のショックは、日本中を「怖い」という気持ちにさせたというのはあるんじゃないかな。
 でも、コロナの死の延長線上で、志村さんを語りたくないんですよ。
 ――と言いますと。
 それは、僕らはやっぱり、子供の頃に「ザ・ドリフターズ」と「コント55号」というのが、最初の笑いの目覚めみたいなもので。ドリフの「8時だョ!全員集合」は本当に、原体験だから。僕の世代はちょっと微妙に、志村さんより加トちゃん加藤茶さん)なんですけど。要は、志村さんが加わる前に荒井注さんがいて、加トちゃんがヒーローで、っていう時代で。
 だけど「全員集合」の裏で「欽ドン!」が始まると、ドリフから欽ちゃん(萩本欽一さん)に浮気するわけですよ。
 そうしたら急に、「荒井注やめたらしいよ。代わりに志村けんというのが入ったらしい」というんで、最初は、「え、誰だよそれ!?」って。当時8歳、9歳の子供心に、「そんなの認めない」みたいな思いから入るわけです。
 ところが、その人気がどんどん上がっていくわけですよね。ちょっと気になって、「欽ドン!」に行っていたのが「全員集合」にチャンネルを戻してみたら、めちゃくちゃ面白いわけですよ。
 志村さんというのは、ドリフの作ってきたものを自分の新しいオリジナルで塗り替えて。要は、いかりや(長介)さんからは出てこなかった発想で、斬新なんですよね。「カラスの勝手でしょ」とか、東村山音頭とか。
 その後、「全員集合」は「オレたちひょうきん族」に負けるんですよね。でも志村さんたちは「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」でまた復活する。「バカ殿様」も続いていく。
 そういう熾烈(しれつ)なお笑いの歴史をずっと見てきているから、“コロナごとき”の脈絡で語れるものじゃないんですよ、志村さんの話って。たしかに最期はコロナにかかって亡くなったけど、そこは抜きにして「志村けんって偉大だったね」としのびたい人なんです。
 ――その頃も含めて、客席やスタジオに観客がいて、笑い声の中で新しい笑いが生まれていきました。このコロナ禍で経験した「無観客漫才」はどういうものでしたか。
 それこそ、若い頃に客が来なくて無観客なんてことはあったけど。あとスタッフへのネタ見せっていうのも若い頃はあるんですよ。それはもうウケないの前提でやるから。しかも自分も若手だし、こういうことだろうと思ってやっているから。
 でも今、この年になってね。テレビでネタをやる時に無観客という経験もないし。客席に人がいないというのは、「いつもと違うだろうな」とわかってはいるけど、本当に難しかったね。間がつかめないというか。
 でも我々はまだ、テレビ番組の収録を無観客でやったから多少よかったけど、もっとベテランの、ほぼ劇場だけ出てきた人たちなんていうのは、劇場も休みだったから。正月にNHKの「東西寄席」(「新春生放送!東西笑いの殿堂」)という番組があったんだけど、客のいない客席に向かって漫才をすることに、ちょっとかわいそうなぐらい、うろたえていたね。ガッタガタになっていたね、ネタが。
 ――太田さんは無観客に慣れてきましたか。
 自分自身も、慣れないですね、やっぱり。嫌だね。多少でもお客さんがいるのと、全然いないのでは全く違いますよ。お客のありがたみがわかりました、本当に。
 それこそ去年1年間、競馬をやり続けたんだけど、面白いなと思ったのが、去年はレースが全然荒れなかったんだよね。客がいないからだと思うんだけど、本命ばっかり来るんだよね。
 でも、去年はすごい年なんだけどね実は。コントレイルとデアリングタクトという2頭が、日本競馬史上初めて「牡馬(ぼば)、牝馬(ひんば)ともに無敗の三冠達成」という大偉業を成し遂げていて。
 そういう意味では、「無観客では強い馬がちゃんと勝つというのはあったんじゃないか」って、(大の競馬ファンで知られる)田中は言っていたけど。 ――その田中さんは、前大脳動脈解離による、くも膜下出血脳梗塞(こうそく)により入院されましたが、無事に退院されました。田中さんはこれまでも、睾丸(こうがん)摘出、へんとう切除に、去年は新型コロナ感染もありました。一方、太田さんの健康はいかがですか。
 自分自身は人間ドックを毎年受けているし、わりと丈夫なんですよね。あと、これは健康のためではないけど、トレーニングみたいなのを毎日やってるんですよ。
 ――トレーニングですか。
 家の階段を30分間上り下りした後、腕立て80、腹筋100、背筋100、側筋(腹斜筋)を右左20ずつ。それを毎日やってます。20年以上前にやり始めた時には腕立てと腹筋だけだったけど。
 ――きっかけはなんですか。
 ワーって騒ぐでしょ、漫才で。そうすると、単独ライブなんか1時間ちょっと漫才をしなきゃいけなくて、息切れしたんですよね。「ああ、こりゃちょっと、できなくなっちゃうな、このままじゃ」と思ってから、毎日欠かさずやるようにしています。階段の上り下りは5、6年になるかな。
 ――今回の田中さんのことは驚き、心配しました。
 今回は夜中でね、最初は「頭痛で救急車を呼んだらしい」って。頭痛ぐらいでと思うかもしれないけど、(光代)社長もちょっと前に、ものすごい頭痛で救急車を呼んだことがあるの。結局調べて何でもなかったんだけど、うち(所属事務所・タイタン)の事務をやっている子も「私も実は頭痛で2、3回呼んだことがある」って。
 コロナで生活のリズムも変わるじゃない。だから、もしかしたら、そういう人も多いのかもしれない。田中の一報も「救急車呼んだらしい」と聞いて、そんな感じなのかなと思ったら、次の電話で「脳梗塞」っていうから、それでびっくりしたよね。
 ――病院に駆けつけたり、会いに行ったりしましたか。
 今、会えないですよ、コロナでね。まあ行く気もないしね(笑)。行ったってしょうがないよ、悪化させるだけで。
 でも1回、退院する1、2日前に電話で話しました。(光代)社長に「アイスクリーム食べたい」って言ったらしいんだけど、その会話の前に。テンション低かったね。
 あいつがかたくなに、人間ドックのデータを(田中さんの妻の)山口もえちゃんに見せようとしない、みたいな話を聞いていたから、「お前『データ隠し』をしてるらしいな」って言ったら、すごいテンション低かった。小さい声で「いや、それは誤解です」みたいな。
――流されてしまった。
 そうそう。落ち込んでたのかな。まあちょっと、無理もないよね。皆さんにはお騒がせしました。
 <略歴> おおた・ひかり 埼玉県出身。日大芸術学部で知り合った田中裕二さん(56)と1988年にお笑いコンビ「爆笑問題」を結成し、ボケとネタ作りを担当。近著に「芸人人語」(朝日新聞出版)。
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〇Yahooでこの記事を見て実際に新聞にはどのように掲載されているかを見てみたら、かなり「残念な」編集になっていました。
〇「罪滅ぼし?」で無料で記事提供がされていたのでついつい。
〇早速ネタにしちゃう黒岩知事もちょいとあれですが、マスコミ関係者が「反省」して正しいことを伝えることは双方にとってウインウイン。早すぎるレスポンスをネタにできれば。
酒井若菜さんが太田光の小説を大絶賛しているのですが、この記事を読んで、この人が書く小説ってどんなだろうと興味を抱きました。ただ、小説は読まない読めないので、たぶん読みません(笑)。
〇今日は記事をアップするだけで。
 

緊急事態宣言 発出中(2021年1月28日 読売新聞)

尾身茂分科会会長と黒岩祐治知事の対談企画

<対談のポイント>

【黒岩知事】

〇患者の症状によって受け入れる機関を設定する「神奈川モデル」を構築。

〇「マスク会食」を提案。

〇感染者数と病床数など医療機関の逼迫度の予測が分かるデータとグラフを公表。

【尾身会長】

〇無意識に感染を拡大させている人々が悪いわけではなく、ウイルスの特徴によるもの。

〇ウイルスと闘ううえで、マスクが重要な武器。

〇マスクのない会話が感染リスクを高める最も重要な場面であることが分かってきました。

〇日本の医療崩壊はいずれ自分にも関係する。感染すれば若い人でも後遺症が残る場面がある。

〇行政、選挙で選ばれた方々が真剣に国民のためを思ってやっているというメッセージが意味を持つ。

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〇尾身会長のような世界的権威の方が日本のコロナ禍に対して、さまざまな理不尽な反応がされる中で分科会会長としてご尽力いただいていることに、改めて感謝申し上げなければなりません。

〇今回の新型コロナウイルスについて、最初は船の中における他人事のような感じでしたが、志村けんさんのご逝去により危機感が一気に高まり、そして「アベノマスク」でマスクによる感染防止が広く周知されたかと思います。そういう意味では費用対効果という意味では疑問があるかもしれませんが、安倍前総理大臣のマスクに対する覚悟という部分は伝わったのではないかと思います。ご自身も配り終わるくらいまでは着用されてましたし。

〇たまたま見る報道では、不必要に煽る、現時点に対する対策について不必要な批判を加える。報道した誤りについて修正しないなどの問題点が多々あるところ、今回のような良質な記事によってただし備えが伝わることを願うのみです。

ペットボトルでごみ袋 神戸市が試験販売へ(2021年1月26日)

【記事概要】

〇2月5日からペットボトルのフタを原料とするごみ袋を試験販売する。

〇45リットルの袋でフタ3個を使用。

二酸化炭素を5割減らせる一方で価格話2割増。

〇市民の利用状況等を見極めたうえで継続の有無を判断。

〇10枚入り5,000セットを生産。

〇原料となるフタ約15万個はスーパー等で回収。

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〇ごみを出す際にどうしても必要となるごみ袋について、環境負荷を低減する指定袋を配布する本事業。2割増と環境負荷5割減のどちらを市民が優先するか注目すべき案件。

〇ペットボトルのフタを別に処理するだけでもペットボトル分別収集においてより資源化しやすい形で回収できるのではないかと思われる。

〇指定袋制の今後の在り方につながると思われるため、結果については要確認

 

神戸市指定ごみ袋制

日本初!「市民みんなでペットボトルキャップを集めて作る指定ごみ袋」

阿波おどり混乱 実行委は機能不全に(2021年1月21日)

【記事概要】

阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会(委員長 徳島市長)が機能不全に陥っている。

〇実質的に実行委員会を仕切る徳島市と運営を委託されている民間事業体で費用負担をめぐるトラブルが表面化した。

〇21年夏の開催を協議するための実行委員会に民間事業体を呼ばなかった。

〇20年に中止をした際に、それまでの準備に要した2,100万円を負担しないと通告した。

〇民間事業体からの協議申し入れを拒否したため、民間事業体は訴訟も視野に入れている。

〇実行委員会には資金がなく、費用負担が生じた場合は市の支出が必要になる。

〇訴訟が現実的になる中で、委員長である市長が矢面立ってしまうため、委員長交代の話も出ているが、委員長就任を公約にした市長が委員長を辞任すると有権者からの批判が集まる可能性もある。

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〇この数年間風物詩のように賑わせている阿波踊りの問題。

〇民間事業者に入っていただくことになってからすぐに新型コロナの関係で中止になったことで、さらにややこしくなってしまい、阿波踊りを心から愛する方にとってはつらすぎる展開。

阿波踊りを愛している方と行政(やかつて一緒にされていたかた)の思惑がここまで違うとはと気の毒になります。

(私腹を肥やしていた方は別にして)阿波踊りの実施規模からもその経済的影響は著しいはず。

〇本年が難しいのであれば、全員公募委員(学識経験者は公募委員が決める)による「立て直し委員会」をやるくらいの意気込みでないとうまくいかないのかしらと思われます。

〇実行委員会方式は各地で取られている方式であるところ、ここまでもめている案件は日経地域版では分からないところ、他にもあるかは今後情報収集。

〇委員長交代の場合に、市役所内部の者にするのか、現委員会委員から選出するのか、第三者(弁護士等)にするのかは、今後注目。もっとも、委員長を後退しても市と実行委員会を相手方にすればあまり意味がないような気も個人的にはしております。金は市が握っているとのことなので。

 

[本]社会保障と財政の危機 鈴木亘著(PHP新書)

鈴木先生の本は、「経済学者 待機児童に挑む」がいろいろな角度から勉強になりましたので、新聞広告で拝見してすぐに発注しました。

主な内容としては、コロナ危機対策、そしてコロナ危機対策でますます危機が迫る社会保障制度についての問題意識と提言でした。

社会保障制度はいつの間にやら公費負担が当たり前となり、本来の受給と負担が国民のイメージとかなり異なることに危機感を抱かれているのが印象的でした。

税金投入は所得再分配としても理解はできるところですが、社会保険料から3割負担(でも高い)と思われているところに、実際は公費投入によって補われてようやく成り立っている状況を鑑みて、国民の判断を促すことは確かに必要なことと思います。

また、生活保護についても、「働くが負け」となっている状況で、ベーシックインカムとの関連についても興味深いご提言でした。

今回のコロナ禍において、医療保険は「中医協」を通さなければいけないところ、介護保険厚生労働省で対応可能ということで、介護保険の方が素早い対応ができたこと、しかしながらその性質上介護保険はあまり話題にならず、医療保険は話題になるといったことも、地域版中医協というご提言はありましたが、果たして変わるのか???というところです。

既存の制度を活用したほうが早いか、新たに制度を作る方が早いのか。そして給付範囲がどうできるかという点は大変勉強になりました。

年金制度改革のときに当時の坂口厚生労働大臣の答弁姿を記憶している中で、皆さん薄々気づかれている100年なんて多分もたないということは、そろそろ国民に明らかにしないとこの国はどうなるんだろうという心配を抱きます。

この本を読みまして、新聞記事で読みました「コロナ禍の対応はいずれ恒久化されます。これは予言です。」という発言が審議会であったことを思い出しました。

いずれは、既得権化していき、さらに社会保障財政が苦しくなり財政を圧縮していく。「シルバー民主主義」の中で果たしてという懸念は強く共感いたしました。ただ、シルバー民主主義とはいえ、しっかり提言をしないからこそ、現状維持選択になるわけで、この本に肉付けをしてしっかり説明をすればほんのわずかでも変わるのではないかというのが感想です。

社会保障制度をまったく知らないという方にはお薦めはできませんが、ある程度、年金・健保・介護・雇用保険を御存知であれば、一読の価値がある本と思います。

 

社会保障と財政の危機 (PHP新書)

社会保障と財政の危機 (PHP新書)